7月の2日、3日、「第34回くにたち朝顔市」が大学通りの緑地帯にて開催された。国立市の夏の風物詩として人々に親しまれている同市には、様々な屋台も立ち並び、30度を超える猛暑の中多くの人が訪れた。
「くにたち朝顔市」とは、国立市内で栽培された朝顔の展示・販売を行う行事である。市には、大輪の花を特徴とする日本朝顔や西洋朝顔など、谷保にある「朝顔の里」という共同栽培場で育った国立産の朝顔が並んだ。市内でイベントが少ない夏に、大学通りを利用した行事を行いたいという考えから開催された同市は、1989年から今日に至るまで、実に30年以上も人々から親しまれている。
そんな朝顔市だが、おととしと去年は新型コロナウイルスの影響で対面開催が叶わず、今年は規模を縮小しながらも、3年ぶりの対面開催が実現した。国立市商工会の職員で、朝顔市実行委員会事務局担当者は、「市民、商工業者、各種団体、生産者、行政等が一体となって国立市を盛り上げ、魅力ある町と感じてもらえるよう、くにたち朝顔市がその一端を担うべく、引き続き積極的に活動していきたい」と、来年以降のフルスケールでの実施を目指すべく、今後の抱負を語った。
(記者の声)
「くにたち朝顔市」を通して、今まで自分が知らなかった地元国立の魅力を知ることができた。一橋大生も、地元を盛り上げる良い機会として、来年以降の朝顔市に顔を出してみてはいかがだろうか。