【ラフティング】世界大会で3位に

 先月10~12日にブラジル・イグアスで行われたラフティング世界大会ジュニア男子部門において、本学ラフティング部ストローム会のチーム「TAMA」が総合3位を獲得した。

 ボートで上流から下流に到達するまでのタイムを競うレースラフティングは4人1チームで行われ、スプリント、H2H、スラローム、ダウンリバーの4種目のポイントによって総合順位が決まる。TAMAは4月に行われた全日本選手権ジュニア部門において優勝を果たし、世界各国のU―23の代表10チームが集まる世界大会へ初めての出場権を得ていた。

 競技初日、短距離種目であるスプリントで4位に入ったTAMAだったが、一対一のトーナメント方式で争うH2Hのレースにおいて、タイムが加算されるペナルティを犯してしまい6位に終わる。結果、初日終了時点での総合順位は4位タイとなった。

 二日目には、ゲートを通過しながらゴールを目指すスラロームが行われた。ここでTAMAは2位という好結果を残し、ブラジル、チェコに次ぐ総合3位に浮上。翌日に弾みをつけた。

 最終日に行われた長距離種目のダウンリバーはポイントの比重が最も高い種目だったが、ここでも3位に入り、総合順位をキープ。1位ブラジル、2位スロベニアに次いでわずか1ポイント差でチェコを振り切り、チームの目標だった3位以内に滑り込んでこの部門では日本勢初の表彰台に立った。メンバーの滝鼻章太さん(商2)はその時の心境について、「感無量でした」と振り返った。

 同じくTAMAのメンバーで、ラフティング部部長の馬本貴弘さん(社3)は、「3年生は今回をもって引退しますが、後輩たちには今後もこの経験を生かしてほしいです」と語った。