先月14日、アミノバイタルフィールドで関東学生アメリカンフットボール一部 BIG8(※)・二部入れ替え戦が行われた。本学アメリカンフットボール部クリムゾン(二部A・2位)は上智大(BIG8・5位)に42対28で勝利。昨シーズンの二部降格から最短での一部復帰を決めた。

 昨シーズン一部リーグで全敗を喫し二部へと降格したクリムゾン。リーグ戦全勝・一部復帰を目標に掲げシーズンを迎えたが、初戦に敗れ、二戦目も引き分けとなかなか波に乗れなかった。しかし、その後は調子を取り戻し、破竹の勢いで5連勝。リーグで2位となり、入れ替え戦へと駒を進めた。

 迎えた入れ替え戦、勝利を一心に目指した本学は前半から怒涛の攻めを見せる。第1QにRB高比良(商3)のタッチダウンで先制すると、第2QにもQB平野(商4)らの活躍で上智を圧倒。前半を28対0で折り返した。後半は相手の猛反撃に遭ったが、前半の貯金を生かして逃げ切り勝利。見事一部復帰を果たした。

 「当初の目標からすれば決して順風満帆とは言えないシーズンだったが、何とか昇格できたことは素直に良かったと思う」と主将の原田(法4)は語る。来シーズンからBIG8で戦うクリムゾンだが、一部にはさらに上位のリーグとなるTOP8も存在し、厳しい戦いが予想される。この試合限りで引退する原田は「まだ再スタートを切ったにすぎず、さらに上を目指してほしい。それを成し遂げるだけの力を持ったメンバーが揃っていると思う」と後輩にエールを送った。

※現在関東学生アメリカンフットボール一部はTOP8とBIG8の二つのリーグに分かれており、TOP8がより上位のリーグに位置づけられている。