本年度の一橋大学一般選抜二次試験は、前期日程が2月25日と26日、後期日程が3月12日に行われ、一次選抜の合格者の中から最終合格者が選ばれた。前期日程の志願倍率は商学部3.3倍、経済学部3.1倍、法学部3.6倍、社会学部3.2倍、ソーシャル・データサイエンス学部4.4倍だった。後期日程に関しては、経済学部22.2倍、ソーシャルデータサイエンス24.5倍だった。大学入学共通テストの結果に基づく、いわゆる「足切り」は全ての日程・学部で行われたとみられる。
本年度の大学入学共通テストの内容には変化があった。具体的には、情報科目の「情報」、地理歴史科目の「地理総合」「歴史総合」「公共」、数学科目の「数学C」など、新教育課程に基づいた多数の試験科目新設・再編成が行われた。旧課程履修者(浪人生)向けには、旧課程に対応した試験問題の選択を可能とする対応がとられた。この変更に伴い、一橋大学の一次試験の配点にも変化があった。
厳しい選抜を突破して一橋大学に入学された皆さん、お疲れ様でした、そして本当におめでとうございます。高校生までと比べて、大学生には格段に大きな時間的・金銭的自由が与えられます。「人生の夏休み」とも呼ばれる大学生活は、人生で最も刺激的でひたむきな日々にもなりうるし、ベッドの中でダラダラと過ごす日々にもなりうるものです。真っ白な四年間をどう彩るかは、私たち学生にかかっています。一人の新三年生として今までの二年間を少しばかり反省しつつ、皆さんの大学生活が実り多いものであることを心より願っています。