【中北教授インタビュー】政治との向き合い方

「政治と若者」というと、SEALDsのような積極的な政治活動を行う学生らが各種メディアで取りあげられている。またその一方で、消費税や安保法案といった個別の政策について関心を持ちつつも、現在の政治体制に対しては諦観している学生も少なくない。今回本紙では、政治への意識にまつわる問題について本学社会学研究科の中北浩爾教授に話を聞いた。

国立本店 ~本棚から覗く 知らない誰か~

生活必需品ではないはないが、誰もが持っている本という存在。国立の街にも本があふれている。駅構内にはカフェを併設するPAPERWALL。大学通りを歩けば、昔ながらの増田書店や洋書専門店である銀杏書房が並ぶ。これらの多様な書店が並ぶ国立の街には、本を中心にしたコミュニティスペースを営む国立本店という場所もある。

【18歳選挙企画】主権者教育のいま

 18歳選挙権導入後初の国政選挙にあたる参院選が7月10日に実施される。全国の高等学校では、高校3年を対象に「主権者教育」が行われている一方、今の大学生は、「主権者教育」を受けずに選挙権が与えられることとなる。
 いま、高校現場でどのような教育が行われているのか。これまで、主権者を育てる教育は行われてこなかったのか。そもそも主権者に求められる能力とは。教育社会学を専門とする中田康彦教授(社会学研究科)に話を聞いた。

【18歳選挙企画】制度周知で投票率アップへ

学生の投票率向上を目指した「100% GO VOTE」キャンペーン。キャンペーンを立ち上げた言語社会研究科・小岩信治教授に思いを聞いた。

白十字前路上観察

増田書店と白十字の間に設置された4つのベンチ。桜と銀杏の木陰、紫陽花、植え替え待ちの花壇。一見いかにも市民の憩いの場といった感じだ。そこを訪れる人々の人間模様を追った。

【一橋文化の担い手たち】社会学研究会

一橋の文科系部活、サークルを取材し、その魅力と課題に迫る不定期連載「一橋文化の担い手たち」。今回は、社会学理論の真髄を貪欲に追い求める「社会学研究会」を紹介する。

Youから始まるまちづくり

Youから始まるまちづくり

 地域活性化という言葉は身の回りにあふれている。しかし実際に地元や大学地域の活性化に取り組む人はそう多くない。学生が地域活性化のためにできることはあるのか。実際に本学近辺で地域活性化に取り組む学生を取材し、学生を中心とするまちづくりの現状と課題を探った。

首くくり表象

首くくり表象

 国立高校すぐ北側の小さな民家。一見ちょっと豪華なバラックといったところだ。門は見当たらず、おそるおそるブルーシートをくぐるとそこに「庭劇場」はある。劇場といっても、庭に簡単なベンチがあるのみ。ここで約20年毎日首をくくり続ける男性は「首くくり栲象」と名乗る。

キャンパスメンバーズでかしこく遊ぶ――初夏の美術館・博物館だより

キャンパスメンバーズでかしこく遊ぶ――初夏の美術館・博物館だより

一橋生は、キャンパスメンバーズ制度を利用して博物館・美術館を安く楽しめる。制度の対象となっている、国立西洋美術館・国立科学博物館・国立博物館の見どころを探った。

奨学金受給者のホンネ《後編》

 4月号では現役一橋生に奨学金への意識について話を聞いた。就職への安心感から、彼らは返済への不安をあまり感じていないという。ところが実際に奨学金を返済している一橋のOB・OGは、満足のいく収入を得られるとは限らないうえ、就職後も人生の方向転換を迫られる機会は多く生活はなかなか安定しないと話す。