11月11日、東京・千代田区の学術総合センター一橋講堂で一橋エルメス会国際会議2018が開催された。一橋エルメス会が主催し「女性の智慧が創る新しいキャプテンズ・オブ・インダストリー」というテーマのもと、本学の教員や外資系企業の社員など、計8人が登壇。全体を通して女性の活躍についてさまざまな問題が提起された。
独立行政法人高齢・障害・求職者雇用支援機構の浅野浩美雇用推進・研究部長(昭58社)は、本学の卒業生525人に実施したアンケート結果をジェンダーギャップの観点から考察。出産・育児により30代の労働力率が落ち込む「M字カーブ」が一橋卒の女性にも存在することなどを指摘した。
会議中盤では本学の如水エルの学生による、男女間のワークライフバランス意識の差に関する調査報告がなされた。
後半は4人のゲストスピーカーによるパネルディスカッションが行われた。登壇者が自身の経験をもとに女性の活躍について語る場面などがあった。 パネルディスカッションの後半では、103人の来場者から募った質問に答える形で議論された。
本会議で議題に挙がった内容は、卒業後のキャリアを見据えるうえでぜひ念頭に置いておきたいものだ。女子学生のみなさま、今一度キャリアプランについて考えを巡らせてみてはどうか。