3月18日、2021年度本学学位記授与式が兼松講堂で挙行された。学部1013人、大学院573人が新たに巣立った。
新型コロナウイルス感染拡大に鑑み、出席は卒業生及び修了生に限り、2学部ごと(商・法、経・社)に分けて開催された。また、昨年同様、式典の様子はYouTubeで配信された。
 
 中野聡学長は大学院の式辞で、昨今の国際情勢の不安定がもたらす影響に言及し、「一橋コミュニティで自らのものとした学問が必ずや皆さんを支えることを願っている」と卒業生への祝福を語った。
 

学位授与式で式辞を述べる中野聡学長(提供:本学広報室)

 著名な卒業生2名がビデオで祝辞を述べた後、各学部の総代が謝辞を読み上げた。
祝辞を贈った松本正義・住友電気工業株式会社取締役会長(昭42法)は「志を高く持ち、誠心誠意、正々堂々とその実現に向けて努力してほしい」と卒業生を激励した。
 経済学部総代の佐藤彰さんは「一橋大学で得た、先人の知恵に学びつつも自ら想像する能力は今後の人生の羅針盤となり、進むべき道を示してくれる」と将来への期待を述べた。