本学一般選抜(前期日程)では、令和4年度入試から「社会」で選択できる科目が「世界史B」「日本史B」「地理B」の3科目のみとなる。本学は令和2年3月13日、令和4年度入試の「地理歴史等」を「地理歴史」と変更し、「倫理, 政治・経済」・「ビジネス基礎」の2科目を出題しないことを発表している。
 最終出題となった令和3年度 入試の「倫理,政治・経済」では、ベルクソンの民主主義、核兵器廃絶における日本のジレンマ、新型コロナウイルスの感染拡大と市場の失敗の関係がテーマとして扱われた。「ビジネス基礎」では、実効的なCO2排出減の方策、流通チャネルにおける卸売企業の役割と課題、若年者、障害者および高年齢者の雇用対策を論じさせる問題が出題された。
 6月現在、一般選抜試験 で倫理や政治経済を選択できる国公立大学は 、東京学芸大学、信州大学、筑波大学(倫理のみ)、高崎経済大学(政治経済のみ)の4校だ。このうち東京学芸大学、信州大学では 社会科教員養成コースのみに設置されている。また、ビジネス基礎を選択できる国公立大学は存在しない。