学位記授与式挙行 母校に別れ

 3月18日、学位記授与式が兼松講堂で行われた。春の訪れを感じさせる暖かい日差しの中、学部1032人、大学院624人が本学を卒業した。

 学部学位記授与式には、蓼沼宏一学長や各学部の学部長、日清紡ホールディングス前会長の鵜澤静顧問らが出席。蓼沼学長は式辞で「情熱を持って、社会により貢献するようにしてほしい。学問にゴールはなく、学問とは常に新しい経験によってブラッシュアップされる創造のプロセスである」と卒業生に訴えた。
 総代を務めた地主純子さん(商学部)は答辞で「答えのない問題に対して、知性と想像力を持って、守るべきものを守りつつ責任を持って向き合っていきたい」と今後の抱負を述べた。
 式は滞りなく挙行され、『一橋の歌』の一斉合唱で締めくくられた。
 式を終えて、石崎眞里奈さん(法学部)は「一橋大学はとても自由な学校だったため、のびのびと感性を伸ばすことができた。とても充実した学生生活を送ることができた」としみじみと振り返った。伊藤光範さん(経済学部)は「終わってみればあっという間だった。後輩たちには一瞬一瞬を大切にしてほしい」と笑顔で話した。

兼松講堂から出てきた卒業生