先月14日、熊谷ラグビー場で関東大学ラグビー対抗戦のA・Bグループ入れ替え戦が行われた。初昇格を目指した本学ラグビー部(B・2位)は立教大(A・7位)に19対36で敗れ、昇格を逃した。
今シーズン、対抗戦Bグループ(8チーム総当たり制)で「5勝」を目標に掲げた本学は快進撃を見せ、前年Aグループの成蹊大を破るなど目標を上回る6勝を挙げた。この結果Bグループの2位以上が出場できる入れ替え戦に大学史上初の進出を決めていた。
試合は前半10分に動いた。こぼれ球を受けた本学のCTB佐藤(商1)が抜け出し先制のトライを決める。その後のSO寺島(経4)のゴールも決まり、7点のリードを奪った。だが、その後は体格に勝る相手FW陣に押しこまれる時間帯が続く。本学のペナルティもあり、前半終了までに3つのトライを奪われた。しかし前半終了間際にNO.8田口(社2)のトライが決まり前半を12対19の僅差で折り返す。
後半、本学は強固な相手ディフェンスと続出するペナルティになかなかボールを前に運ぶことができず、一瞬の隙をつかれてトライを重ねられてしまう。それでも諦めずに攻め続け、後半22分には途中出場の宮川(社1)がトライを決めた。しかし反撃もここまで。惜しくも昇格を逃したが、訪れた多くの観客からは本学の健闘に拍手が送られた。
試合後主将の稲野(社4)は「勝利に向け感謝と責任を持って闘い続け、心からラグビーを楽しめたが、その分負けて悔しいという気持ちも大きかった。今シーズン何度も苦しい場面があったが、全員が努力し一つのチームとして大きく成長できた」と語った。