第55回一橋祭が、11月22日から24日の3日間の日程で開催された。実際に足を運んでみた方も多いのではないか。祭り当日は、肌寒くも晴天に恵まれた三日間であった。 イチョウの色づきが最高潮を迎えたキャンパスを、実行委員会が設置した十数個のモニュメントや看板、マップといった装飾物が華やかに飾り、素晴らしい景色が広がった。 加えて本学学生、地域の住民、その他大勢の来場者で賑わった一橋祭は、今年も大成功である。
この学園祭の3日間で実際にどんなことが行われたのか、振り返ってみたい。沢山の模擬店のほか、兼松講堂を含めた3つのステージでは、数々の舞台芸術系団体によるライブや公演が行われた。ダンスステージやバンドユニットによる発表などの他にも、ミュージカルや管弦楽団による公演、武道の演武、合唱やアイドルユニット、お笑いのステージ、学生によるプロレスなど、そのジャンルは多岐にわたる。委員会主催の学内団体運動会も行われた。
3日間を通して講演会も多く行われた。委員会主催の「五学部公開講義」では、本学5つの学部の教授による模擬講義が開催され、「日本製鉄会長と語る、一橋と未来」では本学卒業生の橋本英二氏を招いて、次世代を担う若者に向けた講演が行われた。
西講義棟や本館内部でも数々の企画が催された。ここでも 数々のライブパフォーマンスが行われたほか、ゼミの研究結果の展示、飲食とライブ公演が一体化した体験型喫茶、写真や造形物の展示発表などが来場者を楽しませた。本学学生が受験生に向けて勉強法などをアドバイスする相談会も催されていた。
本学学生が主体となってその努力・想いを発揮する一橋祭は、多種多様な来場者に楽しみや感動、学びを届けることができる。 今後の開催も楽しみである。