新学務情報システム 始動 manabaにも仕様変更

 3月26日、本学の履修登録システムが従来のMERCASから新システム「CELS」に移行した。CELSは稼働開始日の正午の第一次ゼミナール選考から本格的に運用が開始され、今後のWeb抽選・履修登録はCELS上で行われる。 今後旧MERCASのURLは、一定期間CELSへとリダイレクトされたのち、アクセス不能となる。

 CELSには、これまで存在しなかった多くの機能が追加された。主な追加機能に、「授業ポートフォリオ」や「自己判定機能」がある。「授業ポートフォリオ」は、生徒が履修登録している科目の休講・補講・教室変更や試験日程、シラバスを一元的に閲覧することができるシステム。「自己判定機能」は、学部正規生が、その時点で履修登録している科目をすべて修得したと仮定した際、進学・卒業できるかを判定する機能だ。また、これまで本学のウェブサイト上でのみ閲覧が可能だった休講・補講・教室変更の情報が学籍メールアドレスにも転送されるようになった。メニューアイコンの新設やスマホ向けの画面表示の対応など、デザイン面も一新された。
 一方で、移行に際し廃止・代替された機能もある。MERCASに存在した基礎・発展など、科目区分ごとのシラバス検索機能は廃止され、時間割コードを用いた検索に置き換えられた。そのほか、Gmailへのリンク機能もCELSの機能の一つである「Myリンク編集」で代替された。
 manabaでもいくつかの仕様の変更が行われた。メニューアイコンが新設され、スマホ向けの画面表示に対応。出席カードの提出には、アンケートアプリ「respon」が採用された。

 この新システムの命名者である木川峻輔さん(経2)は「名前が一日でも早く浸透し定着すること、このシステムが学生と教員にとってより快適な学習環境をもたらすことを願っています」と話した。