【報道】時計台棟 工事完了へ

 昨年8月から進められてきた図書館時計台棟の改修工事が一部を除いて完了し、今月3日を目途に時計台棟の設備が使用可能となる。施設課は残った耐震補強工事を今月末までに終える予定としている。

 工事では耐震補強に加え、内外装の美化、外壁の部分補修などを行った。できるだけ工事前の棟の外観を守っていく方針で工事が進められ、問題になっていた時計台棟内への鳩の侵入対策としては、棟の内部に自動ドアを設けた。当初、今年3月末までの工期としていたが、塔の既存の柱が竣工当時の設計図と異なることが判明し、補強方法の見直しが必要になったため、期間が1か月延びることとなった。施設課によれば、既に文部科学省に申請を済ませており、現在完了に向けて工事が進められているという。

 研究室の引越しなどの作業は順調で、今月3日を目途に正面玄関、大閲覧室、時計台棟コモンズなどの各種設備が以前の場所で工事前のように利用可能になる。工事前、学内サークルの「チーム・えんのした」が使用していた図書館サポーターズルームの跡地は公開展示室2として工事を進めてきたが、詳細については現在検討中となっている。