17日、学生担当副学長選考に伴う、学生による参考投票の結果が発表された。副学長選考委員会が候補者として公示していた佐藤宏・経済学研究科教授と沼上幹・商学研究科教授に対して、11日から17日の間に有権者総数6170人のうち636人が投票した。除斥票は佐藤氏に399票、沼上氏に347票が集まり、投票率は10・1%と前回の12・4%に比べ2・3㌽の微減。

 また学生参考投票に先立ち行われた職員による参考投票では、有権者総数468人のうち104人が投票し、佐藤氏に19票、沼上氏に18票の除斥票が投じられていた。いずれの参考投票においても有権者の過半数を超える除斥票を集めた候補者がなかったため、除斥は成立しなかった。

 次期副学長は、この学生・職員による参考投票を踏まえた上、19日に委員会が決定する。蓼沼宏一・経済学研究科教授を学長とする新体制は、副学長決定後12月1日に発足となる。

 学部自治会の松田和輝さん(法2)は今回の参考投票について「副学長選考に対する学生の関心が低いという印象を受けた。ただ自治会としても参考投票の周知が遅れ、それが投票率に現れてしまったと考えている。今回の反省点を踏まえ、自治会の今後のあり方について改めて考えていきたい」と話した。