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【商東戦】男子エイト8連覇

力漕する本学エイトクルー

 5月1日、オリンピックボートコースで第68回一橋大学・東京大学対校競漕大会(商東戦)が行われ、本学は男子エイト8連覇を果たした。

 大会当日は汗ばむほどの快晴で、両校のOB・OGや応援団などが応援に集まった。本学端艇部男子主将の荒川龍太(法4)は日本時間の5月25日に行われるリオデジャネイロ五輪世界最終予選に向けて不在だったが、本学はオープン種目4種の他、ジュニアエイト、女子舵手付きクォドルプル、男子舵手付きフォア、男子エイトで勝利を収めた。

今後の試合に弾みをつけた

 最終レースの男子エイトは、オールを一本ずつ持った漕手8名と舵手1名が乗って2㌔㍍を競う花形種目だ。先行して逃げ切りたかった本学だが、500㍍地点では2・39秒の差をつけられた。昨年は序盤からリードされて敗戦した東大の応援席は、この展開に大きく沸いた。本学の応援も負けじと熱くなり、両校の声援は一層高まった。その後、意地を見せた本学は一糸乱れぬ動きで徐々に差を縮め、最後の500㍍で追い抜いて5・28秒の差で勝利した。今年の勝利により男子エイトは本学の8連覇となった。

 大会後、男子エイトに出場した漕手の室本亮大(社4)は、「本当は最初からリードしたかったが、勝てたのは良かった。ただ、漕ぎや体力の面で課題が見えた。全員で死に物狂いで頑張って、今後の大会も勝ちたい」とレースを振り返り、今後に向けて決意を語った。