【プロ研】潮崎王座陥落

1面修正済み 11月25日・26日、一橋大学世界プロレスリング同盟(HWWA)の興行が開催された。

 1日目昼の目玉は、7度目の防衛に挑む潮崎マジックミラー号(公共院2)と挑戦者シルガデター・スマタローン(早大2)によるHWWA世界ヘビー級王座決定戦。序盤、潮崎はキャメルクラッチなどで腰を中心に攻め、スマタローンは潮崎の痛めている腕を狙う。戦いはさらにヒートアップし、場外乱闘にまで発展。金玉・トンガ(筑波修1)も乱入する事態に。舞台がリングに戻っても、試合はなお激化。終盤、潮崎はラリアット、垂直落下ブレーンバスターと大技を連発し、エメラルドフォールでダウンも奪う。しかし、スマタローンはなお一枚上手で、最後は必殺技・都の西北スラムを決めて潮崎をKO。新王者となった。

 試合後、スマタローンは勝利の雄叫びをあげ、「(もっと強くなって秋に王座戦をやるという)春の興行の約束を果たしてくれてありがとう」と潮崎を称えた。潮崎は「明日から何を頼って生きて行けばいいのだろう」と心情を吐露しながらも、最後には観客に感謝の言葉を述べていた。


プロレス2面 夜の部の1試合目は、ウィル・コスプレイ(社1)とピル・ロビンソン(武蔵野美大2)による東日本新人王決定戦・決勝。ピルがダークネスフォールで勝利し、新人王の座に輝いた。

 恒例のOB戦は昼夜ともに盛り上がった。昼の部ではブランコ・オギーソ(一橋大卒)が得意技・パンツドライバーを連続で決めてチーム一橋大が勝利。夜の部では5代目タイガーマスク(武蔵野美大卒)の握りっ屁によりチーム武蔵野美大が初勝利をあげた。

 夜の部を締めくくったのはH前戯リョーマ(慶大4)、シコリェ(東大4)、潮崎の3レスラーの引退試合。本来2対2のタッグマッチだったが、潮崎とタッグを組んでいたエレファントナカダシ(経3)が遅刻するというまさかの事態が発生。2対1で戦うことを強いられた潮崎は序盤、子分を呼んだリョーマにブレーンバスターを決められるなど苦戦を強いられるが、エレナカが到着すると形勢逆転。タッグ技・一橋ラリアットを決めるなど会場を沸かせた。四者四様の技が光る熱戦の様相を呈し、最後はエレナカがクレイドルショックを決めて名誉挽回、潮崎・エレナカタッグの勝利に終わった。

 試合後の引退式で、リョーマ、シコリェ、潮崎の3レスラーは盛大に祝福を受け、興行は幕を閉じた。


お詫びと訂正

 本紙1210号1面見出し及び一橋新聞Web本記事の画像に誤りがありました。「プロ研新王者 エレファント・ナカダシ」は誤りで、正しくは「シルガデター・スマタローン」でした。お詫びして訂正いたします。

 なお、12月8日時点でWebの画像を修正し、以降に配布する本紙には修正シールを貼付しております。(編集長)