第53回一橋祭では、東京外国語大学の学園祭「外語祭」とのコラボが行われ、WEBマガジンやYouTubeなどの諸媒体上で、様々な情報発信が行われた。当コラボは、実に3年ぶりの復活となる。本紙は、運営に携わった一橋祭運営委員会他大連携担当の田中諒佑さん(経2)と村上雄祐さん(社2)の2人に、お話を伺った。
一橋祭と外語祭の交流の歴史は長く、2000年代の四大学連合締結により委員会同士の結びつきも強まっていった。特に両大学の学園祭委員会には、同じ多摩地区に所在するということから、2018年と2019年に、両大学の学園祭でコラボスタンプラリーを行った実績がある。しかし、コロナ禍を受けてそうした交流も下火になっていた。そんな中で今春、多数の大学の学園祭実行委員が集まるミーティングが行われ、交流を復活させる流れになったという。
コラボの内容は多岐にわたる。「一橋祭WEBマガジン」や「一橋祭ラジオ」で両学園祭委員同士の対談を行ったほか、両大学のキャンパスツアー動画を作成した。
当コラボの意図について田中さんは、このようなコラボを通して、両学園祭、ひいては大学自体に興味を持ってほしいと話す。村上さんによると、実際、コラボの動画や記事は再生回数や閲覧数が特に多く、注目を集められている手ごたえがあったという。
最後に、当コラボに携わった感想を尋ねた。田中さんは「外部との連携は、連絡の取り合いやスケジュール調整などの点で、気遣いが多かったが、他大の学園祭委員会との情報交換は、新鮮で面白かった」と語ってくれた。 村上さんは、「再生回数や閲覧数を通して多くの方が注目してくれていると実感でき、とてもやりがいのあるコラボだった」と振り返った。地理的には近いが、中々知る機会が少なく縁遠い東京外国語大学。今回のコラボは外語祭や大学を知るよい機会となった。