HWWA・東京大学二冠統一選手権試合。試合名に冠せられた両大学の代表であるエレファントナカダシ(経4)とシコリェ(東大5)が、王者シルガデター・スマタローン(早大4)に挑む3WAYマッチとなった。序盤は、プロレスに熱中しすぎて留年したというシコリェがなぜか戦いからあぶれ「社会」という見えない敵と戦いだす始末。しかし、シコリェが自分そっちのけで戦いを繰り広げるスマタローンとエレナカを挑発すると、戦いは三つどもえの様相に変わった。
中盤、エレナカはキャメルクラッチ、シコリェは逆エビ固めで王者スマタローンを苦しめる。対するスマタローンも、持ち前のパワーをいかして2人同時にブレーンバスターを食らわせるなど、その実力を存分に見せつけた。
終盤、エレナカのスリングブレイドでシコリェが脱落。試合はエレナカとスマタローンの一騎打ちとなった。エレナカは善戦したが、やはりスマタローンは強かった。見事な垂直ブレーンバスターを決め、エレナカをKO。二冠統一王者の座を守り抜いた。
24日昼の部のセミファイナルは、中森ヴァギナ(武蔵野美大3)が女子王者・疎開サキ(東京造形大4)に挑むHWWA女子選手権試合。中森は、この日のために新コスチュームを調達してくるという気持ちの入りよう。試合は序盤から中盤にかけて、両者がともに多彩な技を繰り出し、互角の展開に。しかし、終盤にサキがジャーマンスープレックスで中森を崩すと、そのまま得意のラリアットで試合を決めた。
恒例のOBマッチも、昼夜ともに盛り上がった。昼の部を盛り上げたのは、赤青緑と戦隊ヒーローさながらの3色で登場したチーム武蔵野美大のトクホあきらA、B、C。あまりにきわどいコスチュームは戦隊というより変態というべきか。なお試合では、Bが狙いを外してAにトクホ固めをかけてしまい自滅。チーム一橋大に敗れた。
夜の部では、35歳以上のメンバーで構成されたナウOB軍のブランコ・オギーソ(一橋大卒 )が、若手OB軍の朝挿入(一橋大卒 )にリバースパンツドライバーを決めて勝利。「年長者が勝つ」というOBマッチのお約束をしっかり守った。