更に学部発展科目については、「現行のカリキュラムでは、科目毎の連関を意識しないつまみ食い的な履修が可能であったため、学習内容が積み上がっていかない可能性があった。新カリキュラムでは商学部生全員がより体系立った学習ができるよう、各科目の連関を学生にしっかり提示したいと考えている」と語った。
今回のカリキュラム改革により、商学部では専門科目の卒業要件単位数が78から66へと大きく削減されるため、履修の自由度が従来に比して大きく増す見通しとなっている。専門科目の大幅な単位数削減と、自由選択科目の卒業要件単位数が14から28へと倍増することについてA氏は、「これまでの商学部では必修科目が多く、履修の自由度が狭まる状況が続いていたため学生から不満の声が上がっていた。今回の改革で自由選択科目の単位数を大きく増やすことで、学びの選択肢を広めるねらいがある」としている。