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【15年度就職】就職率97.5% 傾向に大きな変化なし

 本学キャリア支援室がまとめた15年度本学学部卒業生の進路状況が明らかになった。就職者数を就職希望者数で割った就職率は97・54%で、14年度から0・47ポイント上昇した。大卒者全体の求人倍率も上昇しており、本学の就職率にもその影響が現れた。

 業種別に見ると、「銀行」が128人で10年連続のトップ。昨年度3位だった「電機・機械その他製造業」が「サービス業・その他の業種」を抜いて2位となった。

 就職先別に見ると、三菱東京UFJ銀行が31人で6年連続の最多。三井住友銀行が20人、みずほフィナンシャルグループが16人と続いた。全体を通して、就職状況に大きな変化は見られなかった。

【16年度就活】面接日程のやりくりが課題

 本学キャリア支援室の三浦美樹特任講師は今年度の学部4年生の就職活動を振り返り、キャリア支援室への緊急の相談が多かったと述べた。今年の就職活動では面接解禁の日程が6月1日以降に前倒しされたが、5月中旬から下旬に「合格」(6月1日以降に来社したら内々定を出すという通知)を出す企業が増えたという。本命以外の企業から「合格」を告げられた学生から、面接の日程のやり繰りや、企業への対応に関しての緊急性の高い相談が殺到した。

 また三浦特任講師は現在の3年生に向けて、「来年度は学期制の改革が実施されるので、慣れない生活環境の中での心身に大きな負担のかかる就職活動という先例のない経験をすることになる。友人同士で情報を共有する、キャリア支援室を活かすなどして乗り切ってほしい」と語った。