【17年度新学期制】新時間割・学年暦を公表

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4学期制

 1つの学期はおよそ7週。一般的な2単位の科目の場合、授業は週2回・計13回行われ、第7週の後半に期末試験が実施される。第7週の直前に補講日が設けられる。

 17年度の学年暦では、4月7日から6月1日まで春学期、6月2日から7月21日まで夏学期を実施。夏季集中講義(5日間)、夏季休暇を経て、9月19日から11月7日まで秋学期、11月8日から1月15日までが冬学期となる。3週間に拡大した冬期集中講義は3期に分けられ、第1・2期では本学教員による、第3期には外部講師による科目が予定されている。

 集中講義を受講しない場合、夏季休暇はおよそ1週間減り、冬季休暇は2週間増える。

 なお一橋祭は、現行より3週間ほど遅くした11月24日から26日に開催される。秋学期末試験との重複を防ぐために、一橋祭運営委員会が大学執行部に日程変更を提案したという。

時間割

 1限始業を今より5分早め、昼休みは5分短縮されるが、昼休み以外の休憩時間15分(4・5限間は10分)は変わらない。5限終業が18時55分と1時間5分遅くなるが、沼上副学長は「5限の授業を大量に受講する人はそれほど多くないと想定している」と述べた。特に1年生向けの週2回通年科目である「スキル英語」(全学部必修)と「クラス語学」(法・社会学部)は、4限と5限に週1回ずつ授業をすることが検討されている。なお6限授業について沼上副学長は、17年度には実施されないものの、補講日が設けられない場合の特別措置として今後実施される可能性を示唆した。

成績評価

 現行のD評価は廃止され、単位取得には最低でもC評価(グレードポイント2)が必要となる。またA評価の上にA+評価(グレードポイント4・3)が設けられ、A+・A・B・C・Fの5段階で評価される。A+・A評価取得者数はC評価以上合計の3分の1以下、A+評価取得者数はA+・A評価の3分の1以下という制限がかかる。

卒業・進学要件の軽減措置

 17年度から、単位あたりの学習量増加を目指した新カリキュラムが導入される。16年度以前の入学生が新カリキュラムのもとで今までどおりの単位数を取るのは負担が大きいため、17年度時点での学年別に、卒業・進学に必要な単位数が減らされる。

 17年度時点での4年生(おもに現3年)は、卒業要件のうち「自由選択の単位」から4単位が、17年度3年生(おもに現2年)は、同じく「自由選択の単位」から8単位が削減される。

 17年度2年生(おもに現1年)は、卒業要件が12単位減って132単位となるが、そのうち「自由選択の単位」から4単位が削減され、後期に取得すべき「その他の全学共通教育科目」8単位は撤廃される。後期進学要件も軽減され、2年終了までに54単位、その中で「既修外国語」、「初修外国語」、「外国語・数理情報科目」、「運動文化科目」、「英語コミュニケーションスキル科目」必修32単位のうち28単位を取得することが条件となる。17年度以降、仮進学制度は廃止される。

 なお、これらの軽減措置は、17年度以降に1単位以上を取得した学生のみに適用される。今年度中に卒業要件を満たす(3年決めをする)現3年生も、17年度以降「後期ゼミナール(4年)」4単位を取得するため、軽減措置の対象に入る。