令和3(2021)年度をもって、経済学部の「学部導入科目(100番台コア科目)」の「経済思想入門」が廃止される。最後の講義は、本年度冬学期にオンデマンド配信で実施される。同科目の廃止に伴い、令和4(2022)年度以降の卒業要件も変更される。

「経済思想入門」は、経済学部100番台コア科目の一つで、経済学部生は1年生の内に履修することが強く推奨されている。複数の経済学者の思想を学ぶことで、現代経済への理解を深め、経済学の基礎の一端を身につける。経済学部生にとって以降の学習の土台となるだけでなく、他学部生にも人気の科目だ。平成28(2016)年度以降、春・夏・冬学期にそれぞれ開講され、担当は故石倉雅男教授と後藤玲子教授だったが、今年度は、故石倉教授に代わり蓼沼宏一教授が担当した。最後の開講となる冬学期の「経済思想入門」は、「その他」時限のオンデマンド配信授業、担当は後藤教授だ。廃止後は上書き再履修ができなくなるため、履修を希望する学生は、忘れずに履修登録する必要がある。

また、廃止に伴い、令和4(2022)年度以降の経済学部の卒業要件が変更になった。必要修得単位数が変わり、「学部導入科目(100番台コア科目)」は8単位から6単位に、「その他学部教育科目」は、44単位から46単位になる。学部教育科目の合計は変わらず68単位のままだ。

ただし令和3年度までに修得した「経済思想入門」の単位は、令和4年度以降も「学部導入科目」に含まれる。超過した場合は「その他学部教育科目」か「自由選択の単位」に算入される。
なお、進学要件に大きな変更はない。