今年度のKODAIRA祭の中止が4月23日に公式ツイッターを通じて発表された。例年新歓期の集大成として行われる同祭の中止は、主体となる一年生だけでなく関連する各団体にも影響が大きい。KODAIRA祭実行委員の上杉篤史さん(商2)と、ダンスサークルspica代表の小田桐瀬奈さん(商3)に話を聞いた。
―KODAIRA祭中止に行った経緯は。
1月から開催可否の検討を重ねた中で、課外活動の自粛が要請され、新規感染者が増加し続ける4月の状況では、来場者の方々はもちろん委員の安全を担保できず、予定した日時で断行することは難しいという結論に至りました。よって、大学職員から構成される学生委員会側からの中止に関する正式決定の後、中止を報告しました。
―中止発表をもう少し早くすることはできなかったか。
KODAIRA祭には本学の団体だけではなく、多くの外部団体も参加する予定でした。そのような団体との契約の関係上、暫定的な情報をリリースすることができず、このタイミングでの発表となりました。
―KODAIRA祭が発表や新歓の重要な機会となっている団体向けに代替イベントを用意するのか。
あくまでKODAIRA祭は6月までの新歓期間の締めくくりとして1年生のために開催されます。そのため発表の機会にしていただいているそういった団体の方々には申し訳ありませんが、 当委員会が他団体の方向けの発表の機会を主催することはありません。新歓に関しては、当委員会とは別組織である新入生歓迎委員会が取りまとめを行なっているという認識です。
―今年度の新入生委員は来年度来年以降どのような立場におかれるのか。
委員内で話し合いました結果、今年度、委員に所属されるみなさんには上級生との役職的上下関係を設けず 、従来通りKODAIRA祭の二年生委員として企画の立案を行ってもらおうと考えています。あくまで今回はイレギュラーであり、来年以降はこれまでのように1年生が主体となって2年生が補佐する2学年体制で行っていく予定です。
KODAIRA祭が重要な発表の場とするダンスサークルspica団長の小田桐瀬奈さんにも話を聞いた。小田桐さんは、中止について「一橋祭につぐメインステージがなくなったことは本当に残念だが、安全面を考えると仕方がないです」と話した。その上で、「落ち着いたころに、KODA委員を含めたほかの団体と共同で『新歓期の集大成』となる新歓イベントを開催できたら嬉しい」と語った。