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くにたち朝顔市 地域とつながる「パーソナル屋台」

 7月7日、国立市内で栽培された朝顔を販売する「くにたち朝顔市」が催された。様々な店や屋台が並ぶほか、浴衣・着物を着ている人には、割引価格で朝顔を販売するといった粋なサービスも行われ、足元の悪い中多くの人が訪れた。
 
くにたち朝顔市のようす


 そんな中、本学南門前には、一風変わった屋台が出ていた。さまざまな年代の人が、小さな屋台の中で、趣味や特技を披露する「パーソナル屋台」だ。国立市公民館とNHK学園高等学校が共催し、学生を含む10人ほどが屋台を出した。
 
 参加者は事前にNHK学園で、「パーソナル屋台」を提唱・実践する田中元子氏の講義を受けた。1時間ほどの講義で、屋台を作る上でのさまざまな工夫を教わり、各自が青写真を考え発表。田中氏からさまざまなアドバイスをもらった。 
 
パーソナル屋台
 チェスで対戦する屋台、スマホカメラでの撮影方法を教える屋台、愚痴を聞く屋台など、年齢や肩書を越えた地域の人たちとの輪を作ることを目的とした、個性豊かな屋台が並んだ。
 
 客との一対一の会話を楽しむ「おしゃべり屋台」を出した、菅原チカさん(学芸2)は「東京は冷たいと感じていたが、この屋台を通じて地域のコミュニティに関わることができ、東京にも魅力を感じるようになった」と話す。
 


 この企画に参加した多くの人が普段関わりのない人と触れ合える喜びを語っていた。皆さんも、一度公民館に足を運んだり、屋台を出したりしてみるのはいかがだろうか。また、公民館とNHK学園高等学校が共同で作った「くにペディア」には、国立市民が運営する多くの施設が紹介されている。地域と関わりを持ちたい人には、ぜひ一度見てほしい。