2020年度の入試から、新たに大学入試共通テストが導入される。
大学入試共通テストのセンター試験からの変更点は、国語・数学に記述式問題が導入される点、そして英語に民間試験を活用する点だ。「読む・聞く・話す・書く」の4技能を測るため、GTEC、TOEFLなどの試験が導入される。
これに対して各大学はさまざまな反応を見せている。
本学は大学入試制度改革に関して、大学入試共通テストと、英語における民間試験のどちらも原則利用するという方針を示している。ただし、得点配分などの具体的な調整は、後日発表とされている。
東京大は、民間試験の成績を提出しなくても、高校の調査書などでそれに準ずる英語の能力を証明できれば十分だとした。一方、筑波大のように、民間試験の導入を決めた大学もある。
私立大学では、先行きが不透明だ。4割の私立大学が大学入試共通テストを利用するかを決定していない。英語における民間試験についても、半数の私立大学が態度を明らかにしていない。