2020年4月、本学法学部は法科大学院と連携して、法曹コースを新設する予定だ。定員は30人程度の予定で、法学コース、国際関係コースと並ぶ法学部第3の教育コースとなる。
法曹コースは、学部教育・法科大学院教育を接合した法曹教育に主眼を置く、5~6年の一貫型教育コースだ。法科大学院の教育と司法試験などの連携についての関連法案が国会で可決された後、文部科学大臣の認定を経て、2019年4月以降の入学者に適用される。法学部を3年で卒業するプランと、長期留学希望者などを対象とした4年で卒業するプランがある。
学部を3年で卒業するためには、3年次に二つのゼミナールに在籍して単位を取得する必要があり、GPA要件も課される。既存の2コースの卒業要件は従来通り。
法学部教育科目のうち法曹コースの卒業要件に指定されているものは、必修の外国語科目との重複を避けて開講されるという。
コース在籍者はGPA要件を満たせば、筆記試験を受験することなく法科大学院へ進むことができる。法学コースと国際関係コースの学生が法曹を志望する場合は、従来の筆記試験に合格すれば法科大学院に入学できる。
法曹コース登録希望者は、1年次の年間GPAが3.0(予定)以上であれば、2年次進級時点に登録が可能だ。希望者数が定員を大きく上回る場合は、成績に基づいて選抜が行われる。
また、教務課で仮登録を申請した1年生は、manaba上で追加情報を入手できる。現時点で80人以上の学生が仮登録を行っており、只野雅人法学研究科長は「学生の関心が予想以上に高い」と述べた。