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【学位記授与式】卒業生、母校に別れ

 3月20日、2017年度の学位記授与式が兼松講堂で行われ、学部965人、大学院618人が母校に別れを告げた。
 学部学位授与式で、蓼沼宏一学長は式辞として「大学は港のような存在。社会という広い海に出るみなさんには数多くの困難が待ち受けていることだろう。汎用性の高い思考、および他者に共感する力を身につけて、社会を正しい方向に導く力になってほしい」と語った。卒業生総代の笹川純平さん(社会学部)は「教員の方々からは学問を探究する楽しさ、社会を洞察する奥深さを教わった。ゼミでは多様な学びと同時に、大切な友人も得られた。4年間の大学生活は、人生を通じて大きな糧になるだろう」と謝辞を述べた。

 式典後、雨の降りしきる兼松講堂前には花道が作られ、在学生が卒業生の門出を祝った。
 ベンチャー企業に就職するというピョ・ジヨンさん(商学部)は「非常に国際色豊かな大学だった。本学での経験を活かして、若いうちから企業で大きな役割を担っていきたい」と話す。ゼミで数理統計学を専攻していた男子学生(経済学部)は「優秀な仲間と学ぶことができた。自分は金融業界に進むが、得られた知識と論理的思考力をそこでも活かしていきたい」と語った。