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【司法試験合格率】全国2位 京大に次ぐ49.6%

 先月12日、今年度の司法試験合格者が法務省によって発表された。本学法科大学院の合格率は49・6%で全国2位。50・0%だった京都大学法科大学院に僅差で劣り、3年連続の全国1位とはならなかった。

本学からの受験者数は121名、合格者は60名で、そのうち既修者コース(※1)は80名中52名、未修者コース(※2)は41名中8名が合格した。また司法試験全体では5967名が受験し、合格者数は1543名、合格率は25・8%だった。

今回の結果について、小粥太郎・本学法科大学院長は「全国2位という結果は学生の頑張りと教職員のサポートの賜物。ただし順位に関わらず、約半分という合格率は手放しで喜べるものではない。来年の全国1位奪還はもとより、将来の合格率100%を目指していきたい」と語り、全員合格を実現するための中長期的なビジョンを持つことの重要性を強調した。

昨今、弁護士を主とした法律家の待遇悪化に伴う学生の法曹離れが指摘されている。これについて小粥院長は「本学法科大学院からの合格者で、就職できなかったという例はないと聞いている。ここで勉強して法律家になる、という夢があるならば、是非進学してきてほしい」と話した。

さらに「学生は法律家の実際の仕事ぶりと魅力に接する機会が少ない。学部科目の『法律家と現代社会』のように、毎回、現役の法律家が自身の仕事を語るような授業も開講されているので、活用してほしい」と、法律の世界を身近に感じることを学生に望んだ。

※1 既修者コース……法科大学院が実施する法律基本科目試験に合格した者が入学できる2年間のコースで、主に法学部出身者が入学する。

※2 未修者コース……憲法、民法、刑法などの法律基本科目を初歩から段階的に3年間で学習するコースで、主に法学部以外の学部出身者が入学する。