後期ゼミ選考に成績は使われるんですか?

 現2年生の後期ゼミナール選考の時期が近付いている。ゼミの情報集めにいそしむ学生も多いだろう。そんな中「後期ゼミナール選考にあたり、成績証明書を提出しなくても教員が志望者全員の成績・GPAを閲覧できる」という噂が学生の間に出回っている。「ゼミ選考と成績」について編集長と一緒に調べてみよう。


編集長

ヘンシュウチョウ

ヘンシュウチョウ 「後期ゼミナールの選考にあたって、演習参加届を提出した学生のGPA・成績を全教員が閲覧することができる」という噂は本当ですか?

 本当です。教務課は「昨年度以前から、MERCAS上で演習参加届を提出した学生の成績とGPAを、担当教員が閲覧可能なシステムは存在している」と回答しています。しかし導入された時期や経緯については記録が残っておらず、不明だそうです。昨年度から後期ゼミナールの演習参加届をMERCASで提出することになったため、それに合わせてGPA・成績を閲覧するシステムが生まれたのではないでしょうか。

 教員や学生はそのことを知っているんですか?

 教員や学生に周知されているかは不明です。しかし実際には、そのシステムを把握していない教員もいるようです。

 実際に後期ゼミナール選考にGPA・成績は重視されるのでしょうか?

 教員によって異なります。例えば、佐藤主光教授(経済学研究科)はゼミの選考に成績・GPAを使用しないと回答しています。「頭の良い子を取ろうとしているわけではない。ゼミで学ぶうちに成長していってくれれば」とのことです。一方で堂免隆浩教授(社会学研究科)は「これまで学んできた内容がゼミで学べることと一致しているか、また、ゼミに熱心に参加できるかを判断する資料として、成績を利用することがある」とコメントしています。