THE IKKYO SHIMBUN

初夏の大学、虫との遭遇 国立キャンパス内で生物調査

 

西キャンパスの茂みにいたカナヘビ
オスのノコギリクワガタ

本紙は6月下旬にかけて本学の東西両キャンパスを巡り、キャンパス内で見られる生物について調査を行った。事前の調査でヒラタクワガタ、ノコギリクワガタ、カブトムシが過去に目撃されたことが分かったため、雑木林にある樹液の出ている木々を中心に調査した。
 その結果、ノコギリクワガタがラクロス部のフィールド周囲の雑木林などで、コクワガタが西プラザの裏の雑木林などで見つかった。これらの虫たちはみな樹液に群がっており、カナブンやハナムグリ、時にはオオスズメバチを伴っていた。しかしカブトムシは7月初旬ごろから盛んに活動するため、発見することができなかった。また、カナヘビ(ヘビと名前に入っているがトカゲの仲間)、ヤモリ、アオダイショウ(ヘビの一種)も別途、西キャンパスの茂みで見つかった。
 このように本学キャンパスには雑木林が広がり、多くの学生が想像するよりも豊かな自然に恵まれている。これからキャンパスを歩くときには生き物を探してみてはいかがだろうか。