本学院生自治会は 5月15日、理事・全研究科幹事会合同会議を開催した。理事や各研究科の幹事を中心に院生41人が参加し、今後の自治会の活動などについて意見を出し合った。
この会議は2022年度以降、院生自治会規約で規定されている決算報告や、総会での予算議決を行っていなかったことを受けて開催された。冒頭、24年度まで理事を務めていた小島雅史さん(令7社研)はこうした不手際について陳謝した上で、3年分の会計をまとめて報告。コロナ禍を機に自治会の活動が停滞し、180万円以上が繰越金として残っていることを明かした。
会計報告の後、自治会の新たな取り組みとして梶原渉理事(博社4、この会議で理事長に選出)が「みんなのスペース」キャンペーンを提案。すべての院生に快適な研究の場と言論の自由を保障することを目指したもので、議論の結果、マーキュリータワー内のトイレへの生理用品設置や、公共空間におけるグランドルールの策定が目指されることになった。ただし支出を伴う備品購入などは、原則として秋の院生総会で予算を組んだ上で行うことが決まった。
会議の終盤では、学部生の自治組織である学部協議会との関係構築についても話し合われた。梶原理事長は、同会によるビラの掲示規制などが「表現の自由を不当に侵害している」と批判した上で、懇談の場を設置し改善を働きかける意思を表明した。