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新入生歓迎会開かれる 如水会主催、約800人が参加

スーツに身を包んだ新入生が会場に集った

 4月25日、新入生歓迎会が行われ、800人近い新入生が千代田区一ツ橋の「如水会館」に集まった。主催したのは如水会。本学の同窓会であり、経済界での固い結束でも知られている。この歓迎会は例年、新入生歓迎委員会(以下、新歓委)の協力の下で実施されていたが、コロナ禍では中止を余儀なくされた。昨年度から、再び通常通り開催している。
 会の冒頭では、如水会の杉山博孝理事長による挨拶に続いて、中野聡学長が登壇した。中野学長からの激励の言葉に対し、新入生は歓声をあげるなど強い関心を寄せた様子で、会場内には熱気が立ち込めた。その後、如水会の三輪隆司事務局長による乾杯の音頭とともに、食事・歓談の時間が始まった。
 食事はビュッフェ形式で提供され、豪華な料理が並んだ。新入生は料理の前に長い列をなして食事を取りつつ、親しい雰囲気で会話を楽しみ、大盛況であった。
 会の途中には、新歓委が企画したクラス対抗のクイズ大会が開催され、主に本学にまつわるクイズが出題された。新入生は「当日に出発して、一橋の1限に間に合わないのは、水戸・熱海・上海・仙台のうちどれか」といった難問に、時折苦戦しながらも、クラスメイトと協力して取り組み、互いに打ち解けていく様子が見られた。
 本紙が新歓委の松原秀委員長(商3)に、歓迎会の開催にあたっての気持ちを尋ねると「如水会の先輩方からはいつも温かい支援をいただいているため、それに報いたい」と語ってくれた。新歓イベントについては「新入生が主役なので、新入生が楽しめるように大学全体で盛り上げていきたい」と意気込んだ。
 また本紙は、杉山理事長と三輪事務局長に、新入生へのメッセージを語ってもらった。杉山理事長は「勉強だけでなくいろいろなことにチャレンジできる期間。とにかく学生生活を楽しんでほしい」と語り、三輪事務局長は「大学4年間は一瞬で過ぎ去る宝物のような時間だ。後悔のないように留学・勉学・部活・サークルにまい進してほしい」と新入生にエールを送った。
 会の終盤には、應援部によるパフォーマンスが披露され、最後は参加者全員で校歌を斉唱した。そして会場が一体感に包まれる中、会は幕を閉じた。新入生は終始クラスメイトとの交流を楽しんでいる様子であった。新入生歓迎会は、新歓期の集大成に位置づけられるKODAIRA祭や、今後の大学生活に向けて、新入生同士の絆を深める貴重な機会となった。