第52回一橋祭運営委員長インタビュー

 第52回一橋祭が11月19日から21日までの3日間に渡って開催される。前年度に引き続き、今年度もオンラインでの開催という運びとなった。前年度を省みての今年度のプランや来年以降の展望に加えて、今回の一橋祭への意気込みについて一橋祭運営委員長の安悠人さん(経3)に話を聞いた。

運営委員長の安悠人さん

 安さんは、前年度の一橋祭を「本当に大変だった」と振り返る。オンラインという開催方式への変更だけでなく、8月までの半年間は対面での活動ができないなど、準備期間には委員会の中でも戸惑いと混乱があったという。さらに、ライブ配信やオンライン企画は初めての試みであったため、当日も放送が止まったり司会進行が上手くいかなかったりするというハプニングがあった。一方、「新型コロナウイルスの感染拡大という状況下で昨年一橋祭が開催できたのは奇跡であり、当時試行錯誤した経験のおかげで今年度の一橋祭が開催できる」と振り返った。

 昨年の経験を活かして今年は、前年度から十分な時間をかけて練られたイメージと構想をもとにクオリティアップが図られているそうだ。当日のYouTubeでのライブ配信は、兼松講堂での講演や教室企画用に複数の公式チャンネルを設け、全ての企画を網羅した配信ができるように工夫を施した。さらに、前年度の経験をふまえて参加団体や賛助者との打ち合わせもよりスムーズに行うことができているという。オンライン開催といっても、企画趣旨が大きく変わったわけではなく、キャンパスに模擬店が設けられないこと以外は、例年の実地開催とほぼ同じようなプログラムになっている。

 また、2年連続のオンライン開催となって、実地開催を経験した人数が半数以下となった。来年度以降の実地開催再開に向けて、ノウハウの継承が課題になりそうだが、安さんは「あまり心配はしていない」という。「むしろ、オンライン開催を経験して、ライブ配信やインターネット上でも楽しめる企画を作り上げたり、地域住民の方々と連携した取り組みが発足したりするなどの収穫もあった。もし来年度以降実地開催が実現するのであれば、伝統の形式にこの2年間で培ったライブ配信の技術や新しいアイデアを組み合わせて、今までよりもパワーアップした一橋祭になると期待している」と語った。

 最後にこの約1年の努力を振り返り、安さんは「もちろん実地でやりたい気持ちはあったし、先の状況を予測して大学側との交渉や準備にもっと上手いやり方があったのではないかと思う」としつつも、「現場の一橋祭委員一人一人が熱意を持って努力している。彼らの努力が実を結び、彼らの思いが届く一橋祭にしたい」と意気込んだ。